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NYフィルが北朝鮮に到着!

去年の年末から話題になっていましたが、いよいよNYフィルが北朝鮮に到着しました。

明日から演奏のようですが、演目は、アメリカにちなんだ曲ということで、ドボルザークの交響曲「新世界より」と、ガーシュインの「パリのアメリカ人」です。

北朝鮮との交渉で、アメリカにちなんだ曲を演奏するというのはきまったらしいのですが、でもこの二曲、そんなにアメリカ万歳!でもないのがいいですね。

「新世界から」は、ドボルザークがNY滞在中に作曲したもの。NYフィルが初演で、内容的としては『アメリカの「黒人霊歌」のメロディーを織り込んだもの』です。

「新世界」というのはアメリカのことなのですが、アメリカの賛歌というより『アメリカから故郷ボヘミアへの望郷の音楽というのが正当。それに、作曲された1893年という時期には、アメリカはまだまだ世界の片田舎だった』というような曲です。

一方「パリのアメリカ人」はオーケストラを使ったジャズ。「田舎者のアメリカ人が、パリという大都会の喧噪と繁栄に右往左往する」というイメージを、音楽にした曲なんですね。つまりこれも、「国威発揚」の意図が全然ない曲なんです。

去年、北朝鮮での演奏を決めたときからの慎重な発表の仕方、そしてこの選曲。北朝鮮対策ということより、アメリカ国内の強硬派を説得、納得させるためのものだろう、という見方もあるようです。

つい昨今まで「悪の枢軸」として北朝鮮のことを仮想敵国扱いしていたのですから、オーケストラが平和使節として行くのにも反対意見があって当然です。

公演に金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記が出てくるのかどうかも話題になっています。韓国の今度の大統領が、北朝鮮には今までのように甘くないことが予想され、北朝鮮としては、アメリカとは仲良くなっておきたいところではないでしょうか。

でも早く、そんな力のバランスではないところで、文化的な交流ができるようになるといいですね。


posted by いいね at 02:23 | 芸能・文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする